マレーシア旅行でおすすめのeSIM 期間別・周遊・現地プリペイドSIMとの比較

eSIM
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本記事では、マレーシアで使えるプリペイドeSIMサービスを、滞在期間別、目的別で比較し、現地プリペイドSIMを購入する場合との違いについても解説しています。

  • マレーシア旅行を計画中で、現地で通じる通信サービスを検討中
  • 持っている端末が対応スマートフォンなので、初めてeSIMにチャレンジしたい
  • eSIMが実際無事に繋がるまで不安なので、日本で申し込んで安心して渡航したい
  • 短期の滞在で使うか分からないので少量のデータで契約したい
  • 現地で英語でプリペイドSIMを買う自信がない

こんな方におすすめです。

マレーシア在住歴4年で、現地の物価に慣れてコスパに厳しい私が情報を厳選して書きました。

2024年8月時点での情報ですので、今後変更となる可能性があります。申し込み前に詳細を各企業のページでご確認ください。

eSIMとは?必要な事前準備

マレーシアで日本で使っているスマートフォンをそのまま使用すると、国際ローミング通信となるため料金が高額になります。

現地の通信をするためには、今までは物理的なSIMカードを差し替えて通信を切り替えないといけなかったですが、eSIMを利用するとこの手間が削減でき、端末の操作だけで契約を完結できます。

Wifiルーターなどを借りなくてもいいので、荷物を減らすことができ、紛失の不安もなく、空港や店舗に行って何かを受け取ったり返送する必要もありません

また、日本語で手続きできるので、現地で英語などでのコミュニケーションが不安な方にも安心です。

そもそもe-SIMって何?など基本を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

マレーシア旅行向けおすすめeSIM

マレーシアで使用できて、日本で申し込みを完結できるサービスを比較した結果、以下の3社が特におすすめです。

上から下に向かってライトな使用→大量の使用をする場合に最適です。

JAPAN&GLOBAL eSIM
5日890円からとリーズナブルで、マレーシアのプランの他、アジア周遊プランもあります。
滞在期間により周遊プランのほうがお買い得になることがあります。


海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】
NordVPN、NordPassを提供する世界的なデジタルセキュリティおよびプライバシーブランドであるNord Securityが提供するサービスです。
30日間のプランでもリーズナブルなものがあります。

旅ともモバイル
マレーシアでの使用はシンガポール/マレーシア/タイで利用可なプランを選択します。
1日あたり1GB, 2GBと好きな通信容量を選べるようになっています。

それでは、マレーシアに滞在する期間別に料金を比較していきます。

マレーシア滞在期間5日まで

1日3日5日
JAPAN&GLOBAL eSIM
Asia周遊プラン
890円 ※1
1GB
指定期間で総量GB利用後、期間内低速無制限
海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】 $3.99 ※2
1GB
USDをJPYに変換
海外データ通信専用プリペイドeSIM【旅ともモバイル】
シンガポール/マレーシア/タイで利用可
300円
1GB/日

500 円
2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用
800円
1GB/日

1,100円
2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用
1,100円1GB/日

1,700円2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用
World eSIM
マレーシアのみ
445円
500MB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限
1,406円
1GB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限
1,850円
1GB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限
海外eSIM販売サイトVOYAGEESIM
シンガポール/マレーシア/タイで利用可
1,250円
3GB
データ通信量が1日1GB超過後、通信速度は最大128Kbpsに
1,700円
5GB
データ通信量が1日1GB超過後、通信速度は最大128Kbpsに

※1.JAPAN&GLOBAL eSIMは、マレーシアでのみプランとAsia周遊プランが5日間同料金なので、マレーシア以外の国にも行く方は周遊プランもチェックすることをおすすめします。

※2. この期間だけを比べると、海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】は1GBしかないように見えますが、30日でもUSD10以下の料金プランもあります。記事後半の16日〜30日のプランもチェックしてみてください。
データは使い切ると購入しなおしになり、他の企業のように低速で通信可能とは記載がありません。Sailyは日本企業ではなく米国企業が運営しています。

このくらいの期間だと、使うか分からないのでとりあえず保険で持っておきたいという方や、家族のために用意するという方も多いかもしれません。

私自身、母をマレーシアに旅行で連れてきたとき、母のスマートフォンは何も契約しておらず、はぐれてしまった時にパニックになりました。常に一緒に行動するので安心とはいえ、機種が対応していたらeSIMを購入しておき、いざというときに備えるのも安心です。詳細は以下の記事にあります。

マレーシア滞在期間6日~10日

7日8日10日
JAPAN&GLOBAL eSIM
Asia周遊プラン
1,090円 ※3
3GB
指定期間で総量GB利用後、期間内低速無制限
海外データ通信専用プリペイドeSIM【旅ともモバイル】
シンガポール/マレーシア/タイで利用可
1,400円
1GB/日

2,100円
2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用
海外eSIM販売サイトVOYAGEESIM
シンガポール/マレーシア/タイで利用可
2,150円
7GB
データ通信量が1日1GB超過後、通信速度は最大128Kbpsに
世界140の国と地域で使える【TRAVeSIM】
マレーシア、タイ、シンガポールなどアジアの30の国と地域で使用可
1,980円
6GB
利用可能期間内は高速データ容量超過後も低速で使い放題
Glocal eSIM
マレーシアのみ
2,980円
6GB
利用可能な通信容量を超過した場合、通信停止
2,680円
6GB
利用可能な通信容量を超過した場合、通信停止
World eSIM
マレーシアのみ
2,220円
1GB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限
3,626円
1GB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限

※3. JAPAN&GLOBAL eSIMは、マレーシアでのみ利用のプランが7日間で 1,490円/3GBなので、表にはリーズナブルな周遊プランを掲載しました。詳細はサイトでご確認ください。

※4. 海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】には6日~10日に対応するプランがないように見えますが、30日でもUSD10以下の料金プランもあります。次の章の16日〜30日のプランもチェックしてみてください。

データを使い切った後通信がどうなるかについては、サイトにはっきりと記載されていないものについては、基本的に買いなおしと思って購入するといいでしょう。

私自身も、インドネシア旅行と日本の一時帰国でJAPAN&GLOBAL eSIMのAsia周遊プランを使用しました。以下は体験記となります。

マレーシア滞在期間11日~15日

14日15日
JAPAN&GLOBAL eSIMマレーシアのみプラン
1,690円 ※3
3GB
指定期間で総量GB利用後、期間内低速無制限
Asia周遊プラン
1,190円  ※3
3GB
指定期間で総量GB利用後、期間内低速無制限
海外データ通信専用プリペイドeSIM【旅ともモバイル】
シンガポール/マレーシア/タイで利用可
2,700円
1GB/日

4,000円
2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用
World eSIM4,810円
1GB/日
データ通信を使い切った場合データ通信が停止、または速度が制限

※3 JAPAN&GLOBAL eSIMは、Asia周遊プランとマレーシアでのみプランがありますので、表には両方掲載しました。詳細はサイトでご確認ください。

※4. 海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】に11日~15日に対応するプランがないように見えますが、30日でもUSD10以下の料金プランもあります。次の章の16日〜30日のプランもチェックしてみてください。

購入してからアクティベートするまでの期間が決まっていますので、あまり早くでなく、渡航数日前など迫ってからの購入がおすすめです。

以下は、海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】の利用体験記です。

マレーシア滞在期間16日~30日

30日
JAPAN&GLOBAL eSIMAsia周遊プラン※3
1,990円 5GB
3,190円 10GB
6,190円 20GB
指定期間で総量GB利用後、期間内低速無制限
海外旅行のためのお得なeSIM【Saily】$8.99
3 GB

$12.99
5 GB

$21.99
10 GB

$35.99
20 GB
USDをJPYに変換
海外データ通信専用プリペイドeSIM【旅ともモバイル】
(シンガポール/マレーシア/タイで利用可)
5,300円 1GB/日

7,900円 2GB/日
容量を使い切った場合は低速で利用

※3. JAPAN&GLOBAL eSIMは、マレーシアでのみプランが30日間で2,490円/5GB, 3,390円/10GB, 4,990円/20GBです。詳細はサイトでご確認ください。

これくらいの期間になると通信料によっては現地物理SIMの購入もリーズナブルとなりますので、記事後半の現地プリペイドSIMの欄もぜひご覧ください。

本ブログでは他にも海外旅行関連の記事を発信しています。

マレーシアも含めてアジア周遊する場合

マレーシア以外の国にも行く場合は、周遊プランを提供している会社がおすすめです。期間別の比較をしました。

1日3日5日7日8日15日30日
JAPAN&GLOBAL eSIMマレーシア/中国/香港/マカオ/韓国/台湾/タイ/シンガポール/インドネシア/ベトナム890円1GB1,090円3GB1,190円3GB1,990円5GB

3,190円
10GB

6,190円20GB
海外eSIM販売サイトVOYAGEESIMマレーシア・タイ・シンガポール・1,250円3GB

1,700円5GB


2,150円7GB


海外データ通信専用プリペイドeSIM【旅ともモバイル】マレーシア/シンガポール/タイ300円1GB/日

500 円2GB/日
800円1GB/日

1,100円2GB/日
1,100円1GB/日

1,700円2GB/日
1,400円1GB/日

2,100円2GB/日
2,700円1GB/日

4,000円2GB/日
5,300円1GB/日

7,900円2GB/日
世界140の国と地域で使える【TRAVeSIM】マレーシア、タイ、シンガポールなどアジアの30の国と地域1,980円6GB
Glocal eSIMマレーシア・インドネシア ・シンガポールなど14の国と地域3,780円
8日間
1GB/日

4,980円
8日間
2GB/日
5,780円15日間 1GB /日

8,080円
15日間 2GB /日

日本が含まれているプランの場合、海外在住者の一時帰国にも使用可能です。こちらは一時帰国のときのeSIMについての記事です。

eSIM購入時の注意点と検討ポイント

eSIMを使うためには、対応しているSIMフリーの端末が必要となります。

対応する機種は各サービスプロバイダーのサイトに記載されています。

また、日本で購入した端末は、キャリアがSIMロックをかけている場合があるので、解除が必要なことがあります。

当ブログでは、他にも海外旅行・海外生活に役立つ記事を掲載しています。

現地の物理プリペイドSIMとどちらがいい?

マレーシアの場合は、空港に物理プリペイドSIMカードも現地のMaxis, Celcomなどの通信会社が発売しています。

現地での仕様となるので料金も現地通貨でリーズナブルとなり、現地の電話番号も取得できます。

ただ、現地なので英語での対応が必要となり、カードを挿入したり管理する手間紛失のリスクもあります。

例えば、こちらは私が利用しているMaxisという会社のプランです。通貨はマレーシアリンギット(RM)です。

1day7days30days
Maxis HotlinkRM3
3GB (4G/5G) InternetWith Hotspot
RM10
10GB (4G/5G) + BONUS 10GB (5G) InternetUnlimited Calls with Hotspot
RM25
20GB (4G/5G) + BONUS 20GB (5G) InternetUnlimited Calls with Hotspot20% Cashback for Pakej Belia*

RM35
30GB (4G/5G) + BONUS 30GB (5G) InternetUnlimited Calls with Hotspot20% Cashback for Pakej Belia*

RM60
70GB (4G/5G) + BONUS 30GB (5G) InternetUnlimited Calls with Hotspot20% Cashback for Pakej Belia
*Internet quota can be used in Malaysia, Singapore, Indonesia & Thailand

1か月でもRM25と800円台からプランがあり(2024年8月時点のレート)、非常にリーズナブルです。

Hotspotとはデザリングのことなので、いざとなった場合はパソコンや周りの人にも共有できます。

eSIMにするか、現地物理SIMにするかの検討ポイントは以下の3つとなります。

  • 滞在期間
    現地SIMもプリペイドだと1日単位で購入できます。
    到着後購入する時間があるか、カードの抜き差しの手間とeSIMとの料金の比較をしながら検討するといいでしょう。
  • Wifiがない環境の滞在時間
    仕事でほとんどWifiのあるオフィスにいたり、ホテルで過ごす場合は現地での通信がほとんど必要ありません。屋外に観光で滞在する時間が長い場合など、現地の電波が必要な時間を考慮して決定するようにします。
  • SMS受信、現地の番号が必要ないか
    滞在期間が1か月以上など長くなる場合は、現地の電子マネーなどのサービス登録などで現地の番号があると便利なことがあります。
  • 現地での英語や外国語でのやりとり
    マレーシアでは英語はビジネスシーンで問題なく対応可能ですが、英語での対応に自信がない場合は、割高でも日本で申し込めるeSIMが安心と言えるでしょう。

マレーシアの人とやり取りしたことがないと、様子がどんなものか分からないかもしれません。こちらの記事では文化の違いについて紹介しています。

マレーシアでのeSIM購入まとめ

  • eSIMを利用すると、物理的なSIMカードの差し替えや、店舗に行って機器をレンタルしたり手続することなく契約と通信を開始できる。
  • マレーシアでのeSIMは、マレーシアでのみ使えるプランと、東南アジア周遊プランがある。
  • 容量を使い切った場合の通信速度など記載がないものは、買いなおしが必要となる。
  • 現地物理プリペイドSIMを使うと、カードの差し替えが必要となるが、現地の番号が取得でき、リーズナブルな料金で通信できる。

本記事がマレーシア旅行を快適にするきっかけとなりますように。

この記事を書いた人
みにさき

大学生まで海外に出たことがない、世間知らずな一人娘。

オーストラリアのパースにワーキングホリデーに行き、住み込みベビーシッターなど全くの英語環境で悪戦苦闘しながらも1年滞在。
帰国後に受けたTOEICのスコアは渡航前より300アップ。

その後は日本で英語を使用する仕事を軸に、メーカーから接客業、派遣社員からフリーランスまで幅広い仕事を経験する。

再度海外に住みたい思いが強くなり、海外就職を決意し、マレーシアへ移住。

現在はフルリモートの外資系企業で働きながら、海外就職や女性のキャリアについてブログやSNSで発信中。

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