海外旅行に行きたいけど休みが取れない!会社員向け有給取得の8つのコツ

海外旅行
記事内に広告が含まれています。

海外旅行に行った友人のSNSを見て、自分も今度こそ!と決意するものの、やっぱり難しい。
有給がたまっていく一方で消化したいけどなかなかできない。
休みを取る調整が面倒臭くて諦めてしまったことがある。
だからと言ってお盆やゴールデンウィークに高い値段での旅行は無理。

こんな悩みはありませんか?

派遣社員時代に3週間の休みを取ってヨーロッパ周遊に行き、現在は海外在住で「日本を海外から見た視点」を持つ私が「海外旅行に行きたいけど、休みが取りにくい!」という悩みに本気で寄り添って書きました。

職場や担当する仕事によって事情は異なることもあるかもしれません。
できる部分を取り入れたり、参考にしていただけたら嬉しいです。

「海外旅行に行くので休みます」と言い出せないのはなぜ?

自分の体験や周りの話から、なぜ休みにくいのかを分析してみました。

1.仕事に穴をあけてしまい周りに迷惑をかける

自分がいない間その仕事はどうなるのか、ということが懸念され、休暇取得の制度はあるものの現実的にできない場合があります。

2.誰も有給を取っておらず雰囲気的に言いにくい

日本人は周りとの調和を大切にするため、自分だけがいい思いをするなんておこがましい、という気持ちが出てしまいがちです。

3.理由を考えるのが面倒

仕事場によっては申請がシステマチックでなく、直接上司に話したり理由を伝える必要があります。

「海外旅行」なんて正当な申請の理由になるのか、モヤモヤしてしまう人も多いのではないでしょうか。

法的に海外旅行を有給理由にできるのかを調べてみました。

海外旅行を理由に法的に年次有給休暇は取れる?

年休をどのように利用するかは原則として労働者の自由とされています(労働基準法 39条)。したがって、原則として海外旅行に行くことを理由として年休を取得することは可能です。

港南アール法律事務所

法律の専門家も、問題ないと回答しています。

休みが取りにくい環境で海外旅行に行く方法

このような悩みを持つ場合でも大丈夫です。逆に考えると「対策をすれば行けるようになる」のです。

色々な場合を想定して「なんとしてでも行く」ように持って行く方法を紹介します。

1.早めに計画して具体的に日程を決める

航空券は、セールの時をのぞいて一般的に日程が近づくと料金が高くなっていきます。

旅行計画は早ければ早いほど、周りにも相談しやすく、調整もスムーズになります。

もちろん仕事場で人手が圧倒的に不足する繁忙期があれば避けるなど、配慮は必要です。

自分で航空券の状況を見ながら具体的な日程を決めて、上司や同僚に相談するようにします。

2.同僚と仕事を調整する

チームで仕事をしている場合は、同僚と協力してタスクやスケジュールを調整すれば、まとまった休みが取れる可能性も高くなります。

「本当に自分でないとその仕事はできないのか」「もし仮に退職するなら誰にどう引き継ぐか」をイメージしながら、休み中も仕事が回るように対策します。

逆に、同僚が休みたい場合には自分から交代を買って出るなど、普段からコミュニケーションできる関係を作っておきます。

3.提出物などは早めに仕上げる

海外旅行を気兼ねなく楽しむためには、自分で前もってできることは完成しておきたいものです。

情報を集めて前もってできる仕事は完成させ、提出して気兼ねなく出発できるようにします。

もし、旅行前に一時的に残業することになっても、休暇を取得できればメリハリをつけて取り組むことができるでしょう。

4.メールなどシステム面の設定をしておく

まず、早めに休暇について伝えることは社内だけでなく社外へも忘れずに行います。

お客様や取引先の対応で自分が窓口になる場合は、メールを自動応答に設定して、不在にすることや代理の人の連絡先を伝えることができます。

お客様や取引先から「返事がない」という心配も、不在の通知があれば軽減につながります。

海外の休み事情 こんな世界もある!

海外在住歴通算5年になる私ですが、日本の休み事情は海外とはだいぶ異なると感じることがあります。

1.海外では有給と別に病気休暇がある

日本では体調不良の時に休めなくなるのを防ぐために有給を残しておく人も多いのではないでしょうか。

また、「病気になっても休めない」という場面も残念ながらよくあると思います。

これに対して欧米諸国や東南アジアなどの海外では、有給休暇とは別に病気休暇が設けられていることが一般的です。

病気休暇を取得するときは医師の診断書が必要になります。

外資系企業で働く私の場合も、コロナにかかってしまった時は、4日病気休暇を使用しました。

それでも有給休暇は残っているので、14日の病気休暇、14日の有給休暇の年間合計28日の休みを取ることができます。

制度があっても使いやすさの面が大事だと思いますが、申請はシステムでするだけで、別途説明や交渉などは必要なく、上司からはいつもその日のうちに承認され、今まで否認されたことはありません。

他の同僚も、先日休暇をとって2週間ほどオーストラリアに旅行していました。

2.日本人の海外旅行は海外の人の国内旅行?

日本人で会社に在籍しながら海外に旅行するとなると、人にもよりますが1週間から10日くらいを想定する方も多いのではないでしょうか。

海外に住んで見ていると、1週間くらいだと現地の人は国内旅行にあてることが多いようです。

私の友人のマレーシア人の場合、3週間の休暇を取って周囲の東南アジアの国に行く人もいました。

もちろん企業や仕事にもよるので、ベンチャー企業や独立したてのフリーランスの場合、事情が異なることもあります。

ヨーロッパ系の国では1か月休むのも当たり前という話もよく聞きます。

さらに、オーストラリアにワーキングホリデーに行ったとき周りに驚かれたのが、ワーキングホリデーのために日本の会社を退職しなければならなかったということです。

スイス人でワーキングホリデーに来た人には、会社に1年の休暇をもらえたので帰国してから転職活動をする必要がない人もいて、驚きました。

このように、日本以外の国では休暇を取ることは重視されています。

それでも休みが取れない、長期戦で海外旅行に行く計画術!

海外の事情は分かったけど今の自分の勤める会社は日本企業なので、すぐには実践できない、という方もいると思います。

そこで、今すぐでなく時間をかけて旅行のための休暇が取りやすい体制にするにはどうすればいいか、テクニックを紹介します。

1.長期休暇がある場合繋げて有給を最小限に

ゴールデンウィークやお盆などの長期休暇を活用し、延長する形で休暇を取れば、有給休暇を最小限に抑えることができます。

料金が高額になる問題は、早めに計画をすることで解決できます。

私は、以前製造業で働いていた時、お盆やゴールデンウィークは工場の稼働を止め、その期間は皆休業となるような環境でした。

そこをうまく利用して、お盆の旅行から戻るとすぐ年末年始の予約をするなど、いつも早めに旅行を計画しました。

2.職場で普段から旅好きなキャラクターを作る

休みの調整で同僚とのコミュニケーションが必要な場合がありますが、その時に旅行の話をして、行きたいという気持ちを表現しておきましょう。

職場で海外旅行に行っている人があまりいない場合、単にその楽しさを知らないので有給をとろうともしていない、というだけのことです。

「そんなに行きたいなら楽しんでおいでよ」と言わせるくらい、旅行の後にはお土産話をして楽しんでいる姿を見せましょう。意外と応援してくれるかもしれません。

3.休みは周りのため!ポジティブなマインドセットで周囲を巻き込む

「過労死」という言葉があることは、海外で日本に興味のある人の間では有名です。

仕事のし過ぎでリフレッシュができていない場合、生産性も落ちてしまい、モチベーションにも良くない結果になります。

そこで、自分が先駆者となって、その雰囲気を壊すくらいの勢いで調整してみるのもおすすめです。

もしかすると、あなたと同じように連休を取りたいけど、言い出せずにいる人もいるかもしれないですね。

ガラガラの飲食店に思い切って飛び込むと、気が付いたら後ろに列ができていたことはないでしょうか。

あなたのちょっとした勇気で実は皆がハッピーになるかもしれません。

4.英語を学習して旅のコストを最小限に

海外旅行をするとき気になるのが、ツアーにするか、ホテルとフライトだけ自分でとるか、という問題です。

語学面が心配になる方も多いのではないでしょうか。

英語を使えると、比較的割高な日本語のツアーに頼らず、自由でコストパフォーマンスの良い旅を手配することができます。

私がしてきた英語学習についてKindle本で体験談を紹介しています。

コミュ障でも世界を味方につける英語の勉強法: 箱入り娘が海外移住 英語学習 英語独学 英語耳

今は無理だけど転職し、次の会社で休みを自由に取りたい!

日本はこれから超高齢化社会になり、人手不足になるので、企業はあの手この手を使って従業員を採用したい、というモードになるでしょう。

現在の人手不足は今後も深刻化していくことが予想されます。

休暇を取得しやすい環境を求めて転職する人が増えるのも不思議ではありません。

では、転職を考えた時にどんなところだと休みをとって海外旅行に行きやすいのか考えました。

1.グローバルな環境に変える

日本の働き方は世界的に見て特殊なので、グローバルな環境に転職すれば、その度合いが薄くなる傾向があります。

また、グローバルな経験を活かせる人材は、ますます求められています。

海外の文化にオープンになることで、キャリアアップに繋げることもできるでしょう。

2.リモートで働ける仕事を目指す

リモートワークが普及することで、場所に縛られない働き方が可能になります。

筆者の私自身もフルリモートで働き、時には休暇と繋げて旅先で仕事をすることもあります。

また、日本の企業に所属しながらマレーシアに滞在して2週間リモートで仕事をした友人もいます。

リモートワークが許される環境だと、自分のペースで仕事を進めながら、旅行を楽しむことも夢ではありません。

3.入社前に社風を調査する

私は何度も転職を経験しましたが、仕事内容だけでなく、残業の多さ、仕事の属人化、IT化、風通し、チームプレイか個人プレイかなど、面接で質問を工夫して雰囲気を察するようにしています。

めりはりをつけて働くことは、パフォーマンスを発揮するために必須と考えています。

自分が働きやすい環境を選ぶことで、より充実した仕事とプライベートを実現することができます。

2023年に行った外資系への転職活動についてKindle本で紹介しています。

内向的で特技がない人が海外で自分らしく働く方法: 35才からでも大丈夫!自己分析&海外キャリア入門書

まとめ

休みが取りにくい環境で海外旅行に行く方法

  • 早めに計画して具体的に日程を決める
  • 同僚と仕事を調整する
  • 提出物などは早めに仕上げる
  • メールなどシステム面の設定をしておく

それでも休みが取れない、長期戦で海外旅行に行く計画術!

  • 長期休暇がある場合繋げて有給を最小限に
  • 職場で普段から旅好きなキャラクターを作る
  • 休みは周りのため!ポジティブなマインドセットで周囲を巻き込む
  • 英語を学習して旅のコストを最小限に

今の環境で休めない場合、次の会社をグローバルな環境にする、リモートワークができる仕事に変更すると、取得できる可能性が高くなる。

本記事を呼んでいる方の有給取得がうまくいきますように。

この記事を書いた人
みにさき

大学生まで海外に出たことがない、世間知らずな一人娘。

オーストラリアのパースにワーキングホリデーに行き、住み込みベビーシッターなど全くの英語環境で悪戦苦闘しながらも1年滞在。
帰国後に受けたTOEICのスコアは渡航前より300アップ。

その後は日本で英語を使用する仕事を軸に、メーカーから接客業、派遣社員からフリーランスまで幅広い仕事を経験する。

再度海外に住みたい思いが強くなり、海外就職を決意し、マレーシアへ移住。

現在はフルリモートの外資系企業で働きながら、海外就職や女性のキャリアについてブログやSNSで発信中。

みにさきをフォローする
海外旅行
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね♪
みにさきをフォローする
タイトルとURLをコピーしました