転職、一人暮らし・海など人生の大きなターニングポイントで親に反対・心配されるシーンはないでしょうか?
本記事は一人っ子箱入り女子の私でも30代で海外就職できた体験談です。
本記事執筆当時は36歳ですが、予定している海外就職について、親にはめちゃくちゃ賛成されてはいません。
新卒を含めて会社で働くのは6社目になりますが、今でも親に大切な報告をする時はドキドキします。
というのも、一人娘で自分でも「箱入り」で育ったと思うからです。
ただ、私は学生時代とはマインドセットを変え、基本的に親に「相談」して自分の進路を決めていません。今回のマレーシアへの海外就職も事後報告しました。
ここ1年ほど自分と向き合い、親や自分を客観的に見れるようになり、徐々に「親は親で自分は自分」と切り離せるようになったと思います。
この記事は、やりたいことがあるけど親の反対が気になる方にオススメです。
私がどんな環境で育って、自分と向き合いどう心境が変化していってこうなったかもシェアします。
どんな箱入り娘だったか
小学校は公立の学校に行ったのですが、「周りの子の親と自分の親はかなり違うかも?」と、幼いながらに感じていました。
小学生時代は習い事で毎日のように放課後の予定がいっぱいで、学年で数人しか受けない私立の中学受験をするため塾にも行っていました。
算数が苦手だった父に、算数の成績が悪いと酷く怒られました。
テストの結果が悪い日はいつも父の帰りを待ってビクビクしていました。
中高は両親の勧める私立の女子校で過ごし、大学は家から通える大学のみで下宿は禁止という条件付き。
もちろん門限もありました。
書いていると、よくある一般の日本の家庭ですが、問題は私がその「決まり」を破った時でした。
私の親は、子供は犬のように親の命令に従うべき、という考えを持っていて、絶対に自分の思う通りにするように仕向けるタイプでした。
私の意見は一切聞かないか、聞いても反論のみです。
最近よく聞く「モラハラ」というものに当てはまるシーンもあると思います。
小学生の時習い事に行きたくなくて寝ていると、ベッドから引き摺り下ろされて無理やり行かせるとか。
大学の頃は付き合っていた彼氏の家に門限を破って泊まっているのがバレて、彼氏を目の前で殴られたこともあります。
では、そんな環境で育った私でも、どうやって海外就職を決意できたか、を書いていきます。
親のアドバイスを聞くか判断のポイント
私は親に限らず、できるだけ経験したことのある人からのアドバイスを信じるようにしています。
そうではない場合は、厳し言い方をすれば親であっても外野からの意見と変わりないとみなします。
やったことのない人に、あれこれ言われても説得力がないですよね。
今、親世代の頭では想像もできないほど、デジタル化とかグローバル化は進んでいます。
親の立場になると、江戸時代の人にアドバイスをされている、くらい言ってもいいと思います。
私の算数のように、失敗をして苦労して欲しくなくてあれこれ言う親も多いと思いますが、
- 親が親が生まれた時代に行動して起こり得る失敗
- 子供(別の人間)が今(別の時代)に行動して起こり得る失敗
ってまったく別物です。 時代の変化についていけてないこともあります。
それでも、「親はいくつになっても子供が心配なんだよ!」という話はよく聞きます。
そんな時の考え方は…
心配と信頼の違い
私はまだ子供を持ったことはないですが、子供への愛の向け方は以下のように種類があります。
- 真っ直ぐに向けられる(子供を信頼して決断を応援できる)
- 曲がった方向で向けてしまう(過剰な心配・口出し・行動を制限など)
色々親子関係についての本を読んで、これらを親が区別できるかどうかが違いだと感じました。
子供を心から信頼できて応援して送り出せてこそ本当の愛ですね。
子供を愛さない親はいません。それは子供を持たない私にも分かります。
ただ、この「曲がった方向」で子供に愛情を向けてしまっている親は結構多いのでは、と思います。
頭では理解できるけど、親に対してまだネガティブに考えてしまう。どうしよう?
とことんぶつかるのもあり
反抗期とかなく育った人も、何かモヤモヤしたら、とことんぶつかってみるのもありです。
その結果
「あ、もうこりゃダメだ」
と思うシーンがあると、自分と親を切り離せます。
私の場合は、英語講師としてのフリーランスの活動で資金繰りができなくなり、頭を下げて親にお金を借りました。
どんな思いで仕事をしてきて、起業してみるとこうなって失敗して、こんな原因でお金がない。など正直に勇気を持って話しました。
その時、父に言われたまさかの一言に愕然としました。
「正社員も起業もダメか。栄養士とか何か資格を取って働くか」
公務員出身の父にとっては、資格を受けて給料が上がる時代のことしか想像できていません。学歴至上主義な感じです。
私がどんなことをしたいとか、どんな適性があって仕事に生かしたいか、そしてフリーランスでの失敗ではなくて経験できたこととかは、完全無視!です笑
「あー、、この人にはもう何を言っても「自分の時代の頭の枠」でしかアドバイスがないな」
補足しておくと先ほども書いたように、アドバイスは決して人格否定しているわけでもなく、父なりに考えてベストな提案をしているのです。
時代や私の人柄に合ってなくて、私にとってはあまり価値のないアドバイスですけど、「子供への愛」には変わりありません。
愕然とはしたものの、これで自分の中で「親は親、自分は自分」と区別ができて、判断にも迷わなくなりました。
(父に何かを話すときはちょっとビクビクはしますけどね;)
箱入り娘・息子にオススメのブログ・本
親からの愛情を間違った方向で受け取ってしまっている人は、知らず知らずのうちに心に傷が残っている場合があります。
私の場合はネガティブな感情を吐き出してしまい「愛だったんだ」と受け取ることができるようになりました。
一見婚活をテーマにされているエンモトアイさんのブログですが、結婚と親との関係は密接につながっているそうです。あなたの生き方にもヒントがあるかも?
口下手な人、不器用だと思う人、女性にオススメです。
あらゆる人間関係が良くなる。自然体の自分で最高のパートナーシップを築けるようになる方法。
また、お父さんが家の中で怒鳴る、手を上げる人だった方にはこの本もオススメです。
私も読んでいて共感できるところがたくさんあり、ついているワークでモヤモヤも解消されました。
この記事を見てくださった、親に反対をされている人、今後進路の分岐点の人に必要な情報があれば嬉しいです。