マレーシアの物価は安くない? カテゴリ別価格レポート 2024年

マレーシア生活
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本記事ではマレーシアの物価をカテゴリー別でレポートしています。

よくネット上でマレーシアの物価について検索していると、「日本の3分の1」などという情報が出てきますが、本当なのでしょうか?

結論から言うと、購入するものによりますし、その人の期待する生活レベルによっても異なります。

また、色々なバックグラウンドの人が集まる国ならではの事情もありますので、解説していきます。

マレーシアの物価を知るための予備知識

選択肢にバラエティがあるマレーシアを知るための情報です。

物価はピンキリ

マレーシアでは物の値段は一言で言うと「ピンキリ」です。

例えば食事では、格安で済ませようと思えば、5,6リンギットくらいで3品食べられる食堂もありますし、高級なレストランに行って1人数百リンギットの支払いになることもあります。

マレーシアの通貨はリンギット(RM)で、2024年執筆当時のレートは、1RM=31円〜33円です。

日本円に換算するときは、だいたい30倍して少し多いくらいと捉えておくとイメージしやすいです。

今回は、特別なシーンではなく日常の仕事やショッピングモールで買い物するシーンを想定して、食品、日用雑貨、通信費、交通費を中心に紹介します。

ローカルって何?

マレーシアではよく「ローカル」という言葉を聞きます。

マレーシアは移民の国なので、もともと地元に住んでいる人と、移住してきた外国人とを区別するためにこの言葉をよく使います。

ローカルが経営している個人経営のお店は、路面にあったり、お店が集合しているホーカーセンター(フードコート)の一角にあったりして、仕切りの壁やエアコンがないところも多いです。 路面店の朝市なども同様です。

マレーシアに大型のショッピングモールが多くあり、そこに入っているお店(マクドナルドなどファーストフードも含む)では、冷房完備で環境も充実しており、ローカルのお店に比べて値段が高くなります。
スーパーマーケットもモールの中にあるものは、市場と比べて高い価格です。

ドラッグストアなどは路面の個人経営でもチェーン店であることが多く、ショッピングモールとの価格差はあまりありません。

マレーシアの物価 食品 予算別にできること

特に食生活は個人の趣向や期待するレベルで差が出やすいパートです。

日本の感覚で安く感じるカテゴリ、高く感じるカテゴリと、予算別にできることを紹介していきます。

比較的安いカテゴリ

ローカル店での外食 鶏肉 マンゴーなどトロピカルな果物 

比較的高いカテゴリ

乳製品 豚肉 アルコール 日本製食材など輸入食品
イスラム教徒が多数の国のため、豚肉・アルコールは高価になります。

RM1-5 約150円で買える食品

  • ペットボトルの水1.5ml
  • ローカル食堂のドリンク(アイスティー)
  • ロティチャナイ(インド系の朝ごはん) 
  • コンビニおにぎり1個 
  • ポテトチップス筒型パッケージ1個 
  • コンビニの500mlスポーツ・炭酸ドリンク
  • 果物(グラム当たり、量による)
  • 屋外の市場で葉物野菜1パック、ブロッコリー1株

RM6-10 約300円で買える食品

  • ローカルミックスライス店のランチ(少なめの量)
  • 牛乳1L
  • チェーン店でないカフェでブラックコーヒー
  • インスタント麺のパック5袋(銘柄による)
  • 鶏肉1パック(量による、小さ目のもの) 
  • 卵1パック
  • ヨーグルト470g
  • モールのスーパーの葉物野菜1パック
  • モールのスーパーでオーガニックブロッコリー1株  

RM11-15 約450円で買える食品

  • 非チェーン店カフェでカフェラテ・カプチーノ 
  • モールのチェーン店でブラックコーヒー
  • ローカルフードコートのドリンク付きセット 
  • ファストフードの単価の低いセット 
  • 日本のみそ750g 

RM16-20 約600円で買える食品

  • ショッピングモールのチェーン店でカフェラテ・カプチーノ
  • インスタント粉末コーヒー(砂糖ミルク入り)20袋 
  • ファストフードで単価の高いセット

RM21-30 約900円で買える食品

  • モールのチェーン店カフェでコーヒー&ケーキ 
  • レストランでパスタ・ピザ1品
  • ベーコン1パック(量・ものによる)
  • 高級ヨーグルト

RM31-40 約1200円で買える食品 

  • 日本食レストランの定食 
  • ハーゲンダッツのパック 473ml
  • お米5kg(銘柄により安いものも)
  • ビール4缶セット(銘柄による)

マレーシアの物価 日用雑貨

スーパー、ドラッグストアや雑貨を売っているお店(Mr.DIY)で買えるものについてまとめました。

比較的安いもの

洗剤類

環境に配慮したものなど高級志向な選択肢もある中、選ばなければ多くの量が安価で手に入ります。

掃除の洗剤はマジックリンなど日本のものもスーパーに売られています。

ビーチサンダル、スリッパなど室内ばき

10数リンギットから売られています。ただ、耐久性はそんなに期待できないです。

飲料水用のマイボトル

暑い国なので、外出時は大きめの水筒を持ち歩いている人が多いです。安いものは10リンギットくらいから手に入り、デザインもバリエーションが多いです。

質の良いものを長く使うというより、暑い国なので消耗品と考えられているのかもしれません。

比較的高いもの

日本の物価とそんなに変わらないか、ものによっては高いと思うものが紙類です。

トイレットペーパー

10ロールでRM15-RM20くらい

ティッシュペーパー

箱入り5個でRM12-18くらい

マレーシアの物価 通信費

日本と比べるとインターネットの料金はそれほど変わらず、携帯電話の料金はとても安く感じます。

インターネット契約

一人暮らしでインターネットを自分で契約するときは、2年以内に解約するとペナルティがかかります。Unify、Timeなどの業者があります。

私が利用していたのはUnifyで、月々の使用料金はRM136でした。2年を超えてから契約を解除したのでペナルティはかかりませんでした。

家の契約や仕事の状況などにあわせて計画的に進めるとスムーズです。

携帯SIMカード

日本に比べると、プリペイドのカードはとても安く手に入ります。

私の使用しているMaxisの場合、RM10でカードを購入し、使用するプランに応じてTop UP(入金)して使います。

プランは時々変更になりますが、家にインターネット環境もあるので、月にだいたいRM25-40くらいの範囲で収まっています。

マレーシアの物価 交通費

マレーシアは電車も整備されつつありますが、ローカルの人はまだまだ車を使って通勤や移動をすることが多いです。

電車の料金も、Grab(タクシー)の料金も日本に比べるととても安く、私の感覚では同じ距離の移動で日本の電車移動する料金がGrabで移動できるくらいに相当します。

電車(LRT, MRT)

現金では使用できず、切符の代わりとなるトークンを購入するか、専用のカード(Touch and Go)を使って電車に乗ります。

ローカルの人向けには定期のような制度が用意されていますが、外国人にはないので特に割引はありません。

ひと区間はRM1少しなので、30分以上などとても長く乗ってもRM10を超えることはないです。

こちらから、電車の詳細な料金が調べられます。
https://myrapid.com.my/bus-train/rapid-kl/integrated-fare-table/

参考に、私がLRTを使って乗車20分程度で毎日通勤していたときは、月にだいたいRM130ほど交通費がかかっていました。

Grab

マレーシアではシェアライドサービスのGrabが発達していて、車を持たない人には重宝します。

メーター制ではなく、予約する時に料金が表示され、雨の時や渋滞している時、ドライバーが少ない時の料金は高く、空いているときの料金は安くなります。

状況によりますが、10分から15分ほど乗車だとRM15-20程度、2024年3月のクアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内へは、1時間15分ほどの乗車でRM74でした。

まとめ

マレーシアの食事はバラエティがあり、個人の趣向に応じて節約もできるし高価にもできる

マレーシアの日用品の価格はものにより高価なものと安価なものがある

マレーシアのインターネットの契約は期間の縛りがあり、携帯の通信料金は安価

マレーシアの交通費は安価で、日本の電車で移動する料金ほどでGrabで移動できる

この記事を書いた人
みにさき

大学生まで海外に出たことがない、世間知らずな一人娘。

オーストラリアのパースにワーキングホリデーに行き、住み込みベビーシッターなど全くの英語環境で悪戦苦闘しながらも1年滞在。
帰国後に受けたTOEICのスコアは渡航前より300アップ。

その後は日本で英語を使用する仕事を軸に、メーカーから接客業、派遣社員からフリーランスまで幅広い仕事を経験する。

再度海外に住みたい思いが強くなり、海外就職を決意し、マレーシアへ移住。

現在はフルリモートの外資系企業で働きながら、海外就職や女性のキャリアについてブログやSNSで発信中。

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